2026年7月 北見市 不動産市場レポート
戸建・土地の掲載物件数、新規掲載、掲載終了、価格帯の動きから、 北見市で不動産を売却するときに確認したいポイントを解説します。
北見市で中古住宅、空き家、古家付き土地、土地の売却を検討している方に向けて、 2026年7月の不動産市場動向をまとめました。
7月は、戸建・土地ともに新しく市場へ出てきた物件が掲載終了となった物件を上回り、 6月末から7月末にかけて売出物件数が小幅に増加 しました。
一方、掲載物件の価格中央値は、戸建が1,080万円、土地が380万円で、 いずれも6月末から大きく変わっていません。
つまり7月は、価格水準が大きく上昇・下落した月というより、 売出価格の水準を維持したまま、買主が比較できる物件の選択肢が少し増えた月 と考えられます。
本記事の数値は、当社がインターネット上の公開物件情報を独自に収集し、 同一物件と思われる情報を可能な範囲でまとめて集計した参考値です。 非公開取引は含まれず、住所・価格・面積などの表記差によって、 重複判定や分類に誤差が生じる場合があります。
また、「掲載終了」は成約だけを意味するものではありません。 売却中止、広告掲載の終了、媒介会社の変更、別ページでの再掲載などが含まれる場合があります。
7月は戸建・土地ともに売出物件数が増加
市場に出ている物件数は戸建・土地ともに増加しました。
買主が比較できる物件が少しずつ増えているため、 売主にとっては競合物件との違いを意識した販売が必要です。
戸建掲載数
土地掲載数
価格中央値
価格中央値
| 種別 | 6月30日時点 | 7月の新規掲載 | 7月の掲載終了 | 7月31日時点 | 増減 |
|---|---|---|---|---|---|
| 戸建 | 374件 | 39件 | 30件 | 383件 | +9件 |
| 土地 | 454件 | 22件 | 10件 | 466件 | +12件 |
※同一物件と思われる複数の掲載情報を可能な範囲で整理した参考値です。
戸建は、7月中に初めて掲載を確認した物件が39件、 掲載終了を確認した物件が30件で、月末の掲載物件数は9件増加しました。
土地は、新規掲載22件に対して掲載終了が10件となり、 月末の掲載物件数は12件増加しています。
売出物件数が増えると、購入希望者は複数の物件を比較しやすくなります。 価格だけでなく、建物状態、写真、間取り、駐車環境、修繕費用などを含めて、 「同じ予算で買える他の物件より、どこが優れているか」を伝えることが重要です。
戸建は39件が新しく市場へ、月末在庫は383件
7月に新しく確認した戸建39件の価格中央値は約1,010万円でした。 7月末に掲載されていた戸建全体の価格中央値1,080万円と近く、 低価格帯だけ、あるいは高価格帯だけに新規物件が偏ったというよりも、 幅広い価格帯で新しい物件が市場へ出てきたと考えられます。
戸建の新規掲載が比較的多く確認された地域には、 美山町南、中央三輪、高砂町などがありました。 ただし、町名ごとの件数は少ないため、単月の増減だけで地域全体の人気や価格傾向を 判断することはできません。
戸建は建物状態を含めた総額で比較される
中古住宅を探している買主は、売出価格だけでなく、 購入後に必要となるリフォームや修繕費用を含めた総額で比較します。
- 屋根・外壁・基礎など建物外部の状態
- 給湯・暖房・水回り設備の使用状況
- 駐車できる台数と冬期間の除雪環境
- 間取り、収納、生活動線の使いやすさ
- リフォームや修繕を行った時期と内容
- 購入後に必要となる修繕費用の見通し
工事にかけた費用を売却価格へそのまま上乗せできるとは限りません。 中古住宅としての売却、古家付き土地としての売却、不動産会社による買取を比較してから 判断することが大切です。
土地は掲載終了が少なく、月末在庫が12件増加
土地は7月中に22件の新規掲載を確認した一方、 掲載終了は10件にとどまり、月末の掲載物件数は466件となりました。
7月に新しく確認した土地の価格中央値は約555万円で、 7月末に掲載されていた土地全体の中央値380万円を上回っています。
ただし、土地価格は面積、用途地域、接道、上下水道、地形、解体の有無などによって 大きく異なります。新規物件の中央値が高いからといって、 北見市全体の土地相場が上昇したと断定することはできません。
土地は価格だけでなく利用しやすさが重要
- 前面道路の幅員、接道方向、間口
- 上下水道や都市ガスなどの整備状況
- 用途地域と建築できる建物の種類
- 土地の形状、高低差、擁壁の状態
- 古家や物置、樹木、残置物の有無
- 解体費、測量費、造成費などの追加費用
更地にすると買主が利用しやすくなる場合がありますが、 解体費用や固定資産税への影響もあります。 古家付き土地、解体後の土地、不動産会社による買取を比較したうえで判断しましょう。
7月末の価格帯は低価格帯と2,000万円以上に分散
7月末時点の掲載物件を価格帯別に見ると、 戸建では500万円未満が95件ある一方、2,000万円以上も109件ありました。
築年数が経過した低価格住宅と、比較的新しい住宅やリフォーム済み住宅などの 高価格物件が、同じ市場内に混在していることが分かります。
北見市の不動産市場には、大規模な土地や事業用に近い高額物件も含まれます。 少数の高額物件によって平均価格が大きく動くことがあるため、 本記事では市場の中心を把握しやすい中央値を中心に掲載しています。
価格中央値は横ばいでも、個別物件では価格調整
7月中に価格変更日が記録された物件は、 重複を整理した参考値で、戸建33件、土地11件でした。
データ上の明らかな往復変動や異常な価格履歴を除いて確認すると、 戸建では50万円から200万円程度の値下げが多く、 確認できた値下げ幅の中央値は約100万円でした。
土地についても値下げ方向の変更が多く、 正常に確認できた値下げ履歴の中央値は約65万円となっています。
ただし、市場全体の価格中央値は戸建・土地ともに横ばいです。 一部の物件で価格調整が行われていても、 新しい物件が追加されることで市場全体の中央値が維持される場合があります。
価格変更を考える前に確認したいこと
- 販売開始後の閲覧数や問い合わせ件数
- 内覧が入っているか、内覧後の反応はどうか
- 同じ地域・価格帯に新しい競合物件が出ていないか
- 写真、間取り、設備、修繕履歴が十分に伝わっているか
- 購入後の修繕費を含めて割高に見えていないか
- 売却希望時期に対して現在の価格が合っているか
写真が暗い、間取りが分かりにくい、修繕履歴が伝わっていない、 内覧しにくいなど、広告や販売方法に原因がある場合もあります。 値下げを行う前に、価格以外の改善点も確認しましょう。
7月の市場から考える北見市の売却戦略
7月は戸建・土地ともに売出物件数が増えました。 市場が大きく悪化したとはいえませんが、 買主が比較できる物件が増えていることは意識する必要があります。
競合物件を確認する
同じ町内だけでなく、同じ価格帯・築年数・土地面積の物件と比較します。
新着時の反響を重視する
買主の目に触れやすい販売開始直後に、閲覧や問い合わせが入るか確認します。
売却希望時期を決める
高値を優先するのか、冬前など一定期間内の売却を優先するのか整理します。
建物状態を正しく伝える
修繕履歴や不具合も含め、購入後に必要となる費用を買主が判断できるようにします。
解体や修繕を急がない
工事を行う前に、現況での仲介、古家付き土地、買取の条件を比較します。
仲介と買取を比較する
価格、期間、手間、契約条件を比較し、自分の希望に合う方法を選びます。
町名・地域別の競合状況も確認できます
北見市では、同じ市内でも町名、学校区、生活利便性、道路状況などによって 売出価格や物件数が異なります。
ご所有不動産の周辺で現在どのくらいの物件が売り出されているかは、 北見市の町名・地域別市場データでも確認できます。
8月以降は競合物件の増減と販売期間を確認
7月末時点では、戸建・土地ともに6月末より掲載物件数が増えています。 今後は、新規掲載が増え続けるのか、それとも掲載終了や価格変更が増えて 在庫が減少へ向かうのかを確認する必要があります。
特に北見市では、秋から冬にかけて日没が早くなり、 外観、敷地、屋根、除雪環境などを確認できる時間が限られてきます。
年内の売却を目指す場合は、冬が近づいてから慌てて価格を見直すのではなく、 夏から秋の反響を確認しながら、販売方法を早めに調整することが重要です。
今後確認したい市場の変化
- 戸建・土地の掲載物件数がさらに増えるか
- 新規掲載より掲載終了が多い月へ変わるか
- 価格変更物件と値下げ幅が増えるか
- 同じ価格帯の物件がどのくらいの期間掲載されるか
- 冬前の売却を意識した物件が増えるか
市場に出ている競合物件や査定価格を確認しておくことで、 将来売却するときに「いつ・どの方法で売るか」を考えやすくなります。
まとめ|7月は価格横ばいのまま、売出物件が小幅増加
2026年7月の北見市不動産市場では、 戸建・土地ともに新規掲載が掲載終了を上回り、 6月末から7月末にかけて掲載物件数が増加しました。
- 戸建は374件から383件へ、9件増加
- 土地は454件から466件へ、12件増加
- 戸建の新規掲載は39件、掲載終了は30件
- 土地の新規掲載は22件、掲載終了は10件
- 戸建の価格中央値は1,080万円で横ばい
- 土地の価格中央値は380万円で横ばい
- 個別物件では値下げを含む価格変更も確認
市場全体の価格中央値は維持されていますが、 買主が比較できる物件は少しずつ増えています。
売却を考える際は、単に近所の売出価格を見るだけでなく、 同じ価格帯でどのような物件が販売されているのか、 どの物件が価格変更や掲載終了となっているのかまで確認することが大切です。
本記事は、2026年6月30日および7月31日時点で当社が確認できた 北見市内の公開物件情報をもとに作成しています。 同一物件と思われる掲載は、当社独自の物件グループ単位で可能な範囲で整理しています。 新規掲載は7月中に当社が初めて確認した物件、 掲載終了は7月中に公開ページ上での掲載終了を確認した物件です。 掲載終了には成約のほか、売却中止、掲載媒体の変更、媒介終了、再掲載などが 含まれる場合があります。価格変更の分析では、明らかな異常値や同一価格の往復変動を 除外した参考値を使用しています。
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